2021年04月07日

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  昨年からチマチマ書き続け、なんとか完成できましたよ。短編集『オー! シェリー!』でございます。

 表紙は漫画家の相棒、金平守人が私の雑な鉛筆ラフからイメージ通りの表紙を作ってくれました。コロナ過で何年も帰省しておりませんが、姫路に帰ってきたらワンカルの高い方をご馳走しますよ。いつもありがとう。

 そして解説はホームページ時代からの長いお付き合い。文章仲間のさとうああるさんに書いて頂きました。

 気に入った表紙、本編、あとがき、そして解説。私の大好きなフォーマットはこれですね。毎回そうなるべく電子書籍制作に励んでおります。

 少し内容にも触れましょうかね。あらすじだけを読んでスルーしないでね。ポチってね(笑)。

 まずは表題作『オー! シェリー!』これは、ことばと新人賞落選作品というウリがまずありますね。『どえらいものを送ったもんだな』という皆様のツッコミも込みの作品です。

『精神のなンとか』これは変格探偵小説の手法で、うんことホモという素材を使い、ギリギリなんとか謎解き小説のカタルシスを得られないであろうか、という目論見で作った一本。公衆便所でドアを乗り越えて一緒に排便した、というエピソードは、大昔、最初に就職した勤務先の誰かから聞いたような気がするのだが、定かではない。

『ドラゴンクレスト』これは過去作。しかし収録に当たって電子書籍らしいギミックを追加した。伊藤なむあひさんの『天国崩壊』のパクリじゃん! とか言うやつは誰だ。インスパイアと言ってもらいたいですね。

『タイムリミット』これは星新一風のものを書いてみたいな、と思って取り組んだ作品。もうね、全ては自分の創作の為に読むのですよ。相棒の金平は『読むのは趣味なんだろ? もっと書け』と時折ハッパをかけてきますが、考えながら読んでいるんですよ。だから許せ。

『巨乳コンビニ』『発狂! オバちゃんトライアングル』これはホームページ時代に載せていた二十年前の若書き二本。みんな歳をとりましたね。メモリアルの意味を込めて再録。

『そういうことやぞ』現時点で最新の呉エイジのモード。書けて安堵したし気に入っている一本。阿呆らしく、尚且つ真剣な討論、というものを書いてみたかった。すると自然とシチュエーションは夫婦交換の際のトラブル。という設定になった。谷崎潤一郎風の『触感伝達』テーマの側面も持ち、後半時空が一気に飛んで上司の指導に入るシーンがお気に入り。

『愛犬』時折亡くなった愛犬のことを思い出す。仕事中、不意に涙を流してしまうこともある。最後にいい話を置いて、モテようと画策しているのではないか? という邪推はやめていただきたい。そんな下心は少ししかない(あるんかい!)。

 波野さん主催の『セルパブ夏100』に応募した。色んな人に届いて欲しいし、私も新しい刺激を常に欲している。昨年の業績『鬼嫁探偵』では『このセルフパブリッシングがすごい』で四位を頂けた。今年もセルパブで楽しい一年になったらいいな。

(21:41)

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